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【GameFiとは】仮想通貨が稼げる仕組みと課題〈注目銘柄も紹介〉

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  • GameFiって最近良く聞くけど、いったいナニ?
  • ホントにゲームで仮想通貨が稼げるの?

という疑問に回答していきます。

当記事を読むメリットとは

  • 実際にGameFiを楽しんでいる私がGameFiの仕組みを説明します。
  • GameFiの問題点を具体例を出しながら解説します。
  • GameFiで今後流行るであろうゲームと注目銘柄をお教えします。

となりますので、ぜひご覧ください。

コインチェック

GameFiの仕組みとは

そもそもGameFiって、何なの?

という方に、基本的なことから丁寧に解説しています。

GameFiってナニ?

GameFiとは「Game(ゲーム)」と「Finance(金融)」を組み合わせた造語で、「ゲームファイ」と読みます。

ゲームの中に金融の仕組みを取り入れたものを指す言葉ですね。

ブロックチェーンを活用したゲームを前提としており、NFTを利用する「NFTゲーム」や、ゲームすることで暗号資産を稼ぐことができる「Play to Earn」も、このGameFiの中に含まれます。

GameFiで稼げる仕組みとは

次に最近よく耳にする「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」仕組みを説明します。

GameFiで稼げる基本

ゲームで仮想通貨を稼ぐ基本的な構造はこのようになります。

ゲームで稼ぐ仕組み

  • プレイヤーはゲーム中のミッションをクリアしたり、他プレイヤーと対戦して勝利する。
  • それらの報酬として、暗号資産やNFT(土地・武器・衣装などのゲーム内資産)を獲得できる。
  • 獲得した暗号資産取引所で他の暗号資産または法定通貨に好感する。
  • 獲得したNFTをマーケットプレイスで売却して暗号資産を獲得する。

これだけ聞くと素晴らしい仕組みですが、ゲームを始めるにあたって最初にアイテムを購入するなど、初期費用がかかるので要注意です。

多くの報酬を獲得するには、相応の初期投資が必要になります。

代表的な例として2つ紹介します。

GameFiを普及させた『Axie Infinity』

まずはPlay to Earnを世界に知らしめたAxie Infinityです。

Axie Infinityで稼ぐには3つの方法があります。

  • プレイヤーは購入したアクシーを育てながら、他プレイヤーのアクシーと戦わせて勝利する。
  • ブリード(2体のアクシーを交配させる)したアクシーを売却する。
  • スカラーシップ(所有しているアクシーを貸し出す)を利用して代わりにプレイしてもらう。

特にAxie Infinityを人気にしたのがスカラーシップ制度。アクシーを借りてプレイした人も報酬が得られます。

初期費用にお金をかけれないフィリピンでこのスカラーシップが多く利用され、「Axie Infinityの報酬で生活する」など社会現象となりました。

日本で爆発的人気を得た『STEPN』

「Move to Earn」と新たなジャンルを確立したのがSTEPNです。

健康をテーマにしたことで、暗号資産をさわらないユーザーも巻き込み、特に日本では大人気となりました。

STEPNで稼ぐには2つの方法があります。

  • スニーカーNFTを購入して、歩く(走る)ことで報酬をもらえる。
  • Mint(2つのスニーカーで繁殖させる)したスニーカーを売却する。

また、人気になったことでスニーカーNFTの最低価格が大きく上昇。

スニーカーをMintし売却することで、大きな利益を得ることができました。

GameFiの課題と問題点

ゲームして稼げるなんて、夢のような世界が今後も続くの??

と当然思われますよね。

課題や問題点が多いのも事実です。

GameFiは面白さよりも「稼げる」が優先される

Play to Earnの「稼げる」の方が優先されてしまい、ゲームの内容は変わらないのに稼げなくなるとユーザーが離れていってしまうことが多いです。

たとえば隆盛を誇った「Axie Infinity」や「STEPN」も、それぞれのトークンの下落とともにアクティブユーザー数が減少していってます。

(引用:ActivePlayer.ioより)

GameFiのゲームの寿命が短い

純粋にゲームとして楽しむよりも投機マネーに弄ばれることも多いです。

極端な例として「CryptoMines」があります。艦隊を編成して惑星へゲーム内通貨ETERNALを探しにいくというゲーム内容。

2021年8月にローンチして、2ヵ月後の11月26日には「1ETERNAL=90,000円」を超えますが、その後暴落。1ヵ月後の12月26日には「1ETERNAL=224円」となりました。

このように「稼ぐ」ことにフォーカスするあまり、ゲームのサイクルが異常に短いです。

「持続可能なゲームは生まれるのか」が今後の大きな焦点の1つです。

GameFiはポンジスキームなの??

GameFiの仕組みそのものが「ポンジスキームだ!!!」という批判が多くあるのも事実です。

ちなみにポンジスキームとはこのような意味。

ポンジ・スキームとは、アメリカで天才詐欺師といわれた、チャールズ・ポンジがその名の由来です。

「出資を募り、運用益を配当金として支払う」と言って資金を集め、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法です。

一般社団法人 金融リテラシー協会より

現状の仕組みでは「GameFiはポンジスキーム!」という批判に対して、反論の余地がないように感じます。

  • 先行者優位が強い。
  • 新規参入者が減ると、稼げなくなる。

このあたりの改善は急務であり、このポンジスキームの仕組みをうまく乗り越えないと、これ以上のスケールは難しいように感じます。

GameFiの将来性と注目銘柄

そんな課題や批判も残るGameFiですが、数々の問題点を差し引いても注目され続けています。

下図はNFTゲームについての国別の意識調査です。

イギリスの比較サイトfinderによると、2022年3月までにNFTゲームをプレイしたことある人は世界平均6%。

2022年末には15%になると予想し、世界的に普及していくだろうとしています。

GameFiは成長分野である

DappRadarとBGA Gamesのレポートによると、2022年1-3月期のブロックチェーンゲームのアクティビティは前年同期比2,000%増加。

さらにこの四半期で25億ドルがブロックチェーンゲーム全体へ投資され、このペースが続けば2022年の投資額は昨年比150%になるだろうと述べられています。

2022年5月のTerra/USTショックにより多くの暗号資産が暴落し市況はかなり悪いですが、ゲーム分野への投資は続いています。

金の流れから見ても、この分野がいかに注目されているかがわかりますし、今後の成長分野として注視しないといけません。

既存ゲーム企業もGameFiへ参入表明が続く

また既存のゲーム企業も続々とGameFi市場への参入を計画しています。

ゲーム業界としても「無視できないマーケット」となっているんでしょうね。例として2つご紹介します。

スクウェア・エニックスの場合

2022年の年頭所感において「当社のポートフォリオに分散型ゲームを取り込んでゆくこと」「将来的な自社トークン発行も見据える」とかなり踏み込んだ内容で言及。

さらに5月の決算発表において「ブロックチェーンゲーム・エンタテインメント開発」「海外法人設立」「資金調達」など具体的に発表しています。

日本だと規制が厳しいので、「海外法人設立」ってところに本気度を感じますよね。

ネクソンの場合

2022年6月に世界で110カ国、1億8000万人のユーザーがいるPCゲーム「メイプルストーリー」のNFTプロジェクトを発表。

特に「P2E」要素を盛り込んだ「メイプルストーリーN」はゲームプレイをすることでNFTや独自トークンを獲得できる仕様になるとのこと。

この他にもサイバーエージェントがブロックチェーンゲーム開発会社を設立するなど、虎視眈々とGameFi市場を狙っています。

Gala Gamesには大注目!

そんな既存ゲーム企業に負けじと、ブロックチェーンゲームを開発している会社は着々と進行中。

中でも個人的に注目しているはGala Gamesです。

すでに「TownStar」などP2Eゲームを世に送り出していますが、次々と既存のゲーム企業とパートナーシップを結び、次世代のNFTゲームを作り出そうとしています。

西部劇バトルロワイヤル「GRIT」

世界的なゲーム「Fortnite」で有名なEpic Games Storeで配信されるようです。

シューティングゲーム「LastExpedition」

HaloやCODを担当したゲームスタジオが開発中です。

ホラーシューティングゲーム「ForeverWinter」

Horizon、Witcher3の開発者たちが多く集まったゲームスタジオFunDogが担当。

このクオリティーで「Play to Earn」ゲームとして登場するって、かなりの衝撃です。

もしこれらが成功したらGala Gamesが出しているトークン〈GALA〉はとんでもない価値がつくのではないでしょうか。

と言いつつ、私は〈GALA〉を保有していませんし、投資を推奨しているわけでもありません。もし購入する場合は責任をもてませんので、ご注意くださいませ。

【まとめ】GameFiとは?稼げる仕組みと課題〈注目銘柄も紹介〉

自分なりに調べた結果、GameFiは将来的に暗号資産・NFT・ブロックチェーン業界の中心になっていくだろうと強く思いました。

GameFiに注目する理由

  • DeFiで大きく成長した暗号資産も、Terra/USTショックにより懐疑的になっている。TVL・高利回りは信用できない。
  • DeFiに変わる大きな成長分野にGameFiが注目され、大きな資金が入るようになってきた。
  • 既存のゲーム会社が、次なるマーケットとして続々と参戦表明をしてきている。
  • ゲームが介在することで、マスアダプションしやすい。

とはいえ、すぐにGameFiが普及していくかというと疑問が残ります。

  • ユーザーは「遊ぶ < 稼ぐ」にフォーカスしているので、ゲームの持続性が低い。
  • 「Play to Earn」はポンジスキームだという批判もある。

これらは大きな課題です。

また「ゲームファン ≠ GameFiを歓迎」という事実もあります。

昨年11月、アメリカの人気ゲームがNFT要素を入れると発表したら批判の嵐。翌日に撤回したニュースは記憶に新しいです。(ファミ通.com)

このように課題や問題点は山積みですが、幾多の失敗や困難を必ず乗り越えると思ってます。

そのためには「ゲーム自体が面白い!」ことが大前提であり、優れたトークンエコノミーの設計が不可欠です。

この2つのバランスがとれるようになったら、GameFiが当たり前の世の中になっているでしょう。

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