- 暗号資産(仮想通貨)って興味あるけど、なんか怖くて手が出せない
- 暗号資産(仮想通貨)なんて無価値。詐欺みたいだよね
という不安に回答していきます。
当記事を読むメリットとは
- 2022年3月現在の暗号資産(仮想通貨)の動きがわかります。
- 実は現金にもリスクがあることを発見できます。
となりますので、ぜひご覧ください。
〈危険!〉暗号資産(仮想通貨)はやらない方がいいのか?
結論からいいますと
現金100%でもリスクがあるので、暗号資産(仮想通貨)を買っても買わなくてもリスクだらけです。
なんか元も子もない結論でスイマセン。
ただその事実を確認した上で個人的な結論は、ある程度のリスクを受け入れて、金融資産を現金や株式・暗号資産(仮想通貨)に分散所有が最適解だと思ってます。
分散所有はリスクヘッジの基本ですね。
とはいえ暗号資産(仮想通貨)の購入を無条件でオススメはしません。
特に「暗号資産は儲かるよ!」なんていう詐欺的な勧誘が横行しています。「絶対に儲かる」的なキャッチコピーは100%詐欺なので、お気をつけください。100%儲かる投資なんて、世の中に存在しませんので。
暗号資産(仮想通貨)は実態がない危険なモノ?
よく「ビットコインには実態や価値がないモノだ!」という声が聞こえますが、実は違うんです。
世界中の個人・企業・国が購入し保有している事実が、暗号資産(仮想通貨)の価値の裏付けとなっています。
CoinGeckoのレポートによると暗号資産(仮想通貨)は世界中で約230兆円ほど買われています。日本の国家予算(100兆円強)の約2倍。
2018年末の時価総額は20兆円弱なので、3年で10倍になりました。市場に支えれることこそが、信頼の担保ですね。
暗号資産(仮想通貨)の価格変動は危険でしょ!
暗号資産(仮想通貨)の激しい価格変動はキケンでしょ!!!!
1BTCが2021年11月には700万以上あったのに、2022年2月には400万円前半まで落ちてますよね。もし11月に買っていたら大損です。
確かに価格が変動するのって怖いですよね。
ただ日本円の価値も変動しているのをご存知ですか?
為替レートってヤツですね。
日常生活ではあまり気にしないかもですが、暗号資産(仮想通貨)と同じように変動しているんです。水面下で日本円の価値が下がってる方が怖いです。
例えば去年(2021年)と今年(2022年)を比べると
- 2021年1月:1ドル=103円前後
- 2022年1月:1ドル=115円前後
約10%ほど米ドルに対して日本円の価値が下がっています。
変動するので日本円の価値が高くなるかもしれないですが、GDPなどをみると日本の経済成長って完全に停滞しているので、日本円が大きく値上がりする理由が見当たらないです。
ですので「日本円をもっていれば安全!」とは、断言できません。
資産の保存としての暗号資産(仮想通貨)
2022年2月にロシアがウクライナに侵攻しました。
執筆時点ではどういう結末が待っているかはわかりませんが、この戦争で注目すべき事例が2つの国で起こってます。
それはロシア・ウクライナは法定通貨ではなく、資産価値の保存を求めて暗号資産(仮想通貨)を買っているという事実です。
ウクライナ側の事情
こちらの記事にウクライナ国内の取引所創業者のインタビュー記事が掲載されていました。
ウクライナ、富裕層が仮想通貨を物色──資産の逃避先探る動き(2022年2月24日/coindeskより)
この中で印象に残っているのは
- 銀行システムも自国通貨も信用できない状態になっている。
- 多くの人は現金を手放したいと思っている。
- 暗号資産(仮想通貨)は資産の避難先として安全な可能性が高いと考えている。
特に今回の場合、ウクライナ国家自体が崩壊しかねない存亡の危機です。その際にドルなどの外貨だけではなく、国から独立したブロックチェーン上にある暗号資産(仮想通貨)を資産の保管先に選んだのが注目に値します。
暗号資産(仮想通貨)を「怖い」「無価値である」という認識がないことをあらわしています。
ロシア側の事情
ロシアの法定通貨ルーブルが大幅に下落してます。
ロシア通貨ルーブル急落 過去最安値を更新 欧米の経済制裁で(2022年2月28日/NHKより)
経済制裁が確定し、ルーブルをドルに変えようという動きが加速。ルーブルの価値は1/3ほど減っちゃいました。
またロシアがウクライナへ軍事侵攻した24〜25日にかけて、暗号資産(仮想通貨)も思惑で動意します。
ウクライナと同様にロシア国内でも暗号資産(仮想通貨)に変えようという動きも出はじめました。
ビットコイン急騰、時価総額がロシアのルーブルを上回る(2022年3月2日/Forbesより)
もともとロシア国民の暗号資産(仮想通貨)の保有量は多く、約23兆円といわれています。これは暗号資産(仮想通貨)全体の約10%相当。もともと国民の間でも親和性が高いんですね。
非中央集権的である暗号資産(仮想通貨)は、皮肉なことに有事の際には逃げ道として機能していることがわかります。
暗号資産(仮想通貨)は無価値という考え方は危険
- 日本国内で日本円だけで生活してれば、円安だろうと関係ないでしょ。
- 暗号資産(仮想通貨)にも規制が入るでしょ。
と思われる方もいらっしゃいますよね。
円安?日本円だけで生活すれば関係ないでしょ
国内で日本円だけで生活してれば、問題ない!
といいますが、実は問題も関係もアリアリです。
なぜかというと日本はエネルギーから食料まで輸入に頼っているからです。ですので、日本円が弱くなると購入金額が上がり、日本国内で商品は値上がりしちゃいます。
例えば電気やガソリンなど生活インフラにかかせないエネルギー自給率はこんな感じです。
資源がないので当然ですが、かなり怖い数字です。
またエネルギーの次にかかせない食料でも、食料自給率(カロリーベース)は約40%です。
つまり6割は海外から購入して、私たちの日々の食事は支えられています。
反面、日本の平均賃金は過去30年間、ほぼ上がっていないので、物価は上がるが収入は増えないハードな展開です。
なので、円の価値が下がるのは非常に大きな問題なんです。
暗号資産(仮想通貨)にも規制が入るから危険?
ロシアがビットコインなどを活用したら、世界から規制が入るのは?
コレは正直わかりません。何かしらの規制が入るかもしれませんね。
毒にも薬にもなるのが暗号資産(仮想通貨)です。
例えばウクライナは現在、暗号資産(仮想通貨)での募金を呼びかけています。
Stand with the people of Ukraine. Now accepting cryptocurrency donations. Bitcoin, Ethereum and USDT.
— Ukraine / Україна (@Ukraine) February 26, 2022
BTC - 357a3So9CbsNfBBgFYACGvxxS6tMaDoa1P
ETH and USDT (ERC-20) - 0x165CD37b4C644C2921454429E7F9358d18A45e14
このETHアドレスをみると、3月3日12:00時点で約6億円のETHが集まっています。
- 世界中から簡単に送金できる
- アドレスが公開されているので、金額が丸見えで透明性がある
という部分では暗号資産(仮想通貨)のすごく便利な部分です。
しかし、逆に非中央集権的で国家でコントロールできないからこそ、中国のように全面禁止してしまう国もあります。換金できないと苦しいですからね。
ただこんな動きがあるのも事実です。
I had to try this myself.
— Chris McCann 🏎💨 (@mccannatron) February 2, 2022
Paying for a cappuccino from @BlissCoffeeCafe with @solana SPL USDC - straight from my @phantom wallet.
Feels like the future 🚀 pic.twitter.com/7bbZcYzeVI
SolanaPayというブロックチェーンを使った暗号資産(仮想通貨)決済です。コレができたら換金する必要はないですからね。
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ついに登場!SolanaPayで見える暗号資産(仮想通貨)の未来
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まだまだ実験的な取り組みですが、世界中で広がっていく可能性があります。
個人的な予測としては
暗号資産(仮想通貨)は、短期的にみれば逆風が吹くかもしれませんが、長期的にみれば広く認知されるテクノロジー
だと思ってます。
【まとめ】暗号資産(仮想通貨)は危険なので、やらないほうが方いい?
本日の復習
- 暗号資産(仮想通貨)は時価総額は約230兆円。世界中で支えれている。
- 暗号資産(仮想通貨)の価格変動は怖いが、日本円の価格変動ももっと怖い。
- 資産の保存先として、ウクライナやロシアでは暗号資産(仮想通貨)が積極的に買われている。
ですので、自分はある程度のリスクを受け入れた上で、資産を守るために暗号資産(仮想通貨)を買っていきます。
みなさんは資産を現金100%で保有しておきますか?それともリスクに備えて分散しておきますか?
考えるキッカケになれば嬉しいです。
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